その楽器なあに?

金子鉄心が使用する、得体の知れない楽器たち。そのひとつひとつを徹底的にご紹介いたします。

Uilleann Pipes

(イーリアンパイプス)

 アイルランドで使われているバグパイプ(bag pipe)の仲間。

1台でも複数形の(S)がつく。

 楽器名は、“肘”を表すゲール語(アイルランド語)“イール”に由来する。その名の通り、右肘に装着した鞴(ふいご)で空気を左肘に抱えたバッグに送り、圧縮させて、チャンター及びにレギュレーターやドローンに送り込む。

 まずドローンが低音(Dの持続音)で音楽のベースを作り、その上にチャンターのメロディーが乗っかる。同時にレギュレーターでシンプルな和音をメロディーに添える。一人の人間が同時に最大七音まで発音できるという、究極の管楽器である。

Tin Whistle
(ティンホイッスル)

 ティンホイッスルとは「ブリキの笛」の意味。主にアイルランドの伝統音楽で使用される、金属製の縦笛です。

 昔は、ブリキで作られた安物のおもちゃの楽器といった程度の認識しかされていませんでしたが、映画「タイタニック」の印象的な旋律のおかげで世界中にその存在が知られることとなり,素朴で味わい深い音色は多くの愛好者を生みました。

 ちなみに、アイルランドの伝統音楽で使われる笛の仲間(ホイッスルや、フルート、パイプなど)は、全てD管が基本。最初、何も知らずにあたりまえにC管を買って、トラッドの曲を演奏しようとして苦戦した経験を持つ方は多いはず。(実は私も)

Soprano           Saxophone
(ソプラノサックス)

 サキソフォンは通常,材質はブラス(真鍮)でできているが、なぜか木管楽器に分類される。

 ソプラノサックスといえば、クラリネットのようなストレートタイプが一般的だが、これはアルトやテナーなどと同じように曲げてある、いわゆる「カーヴド・ソプラノ」と呼ばれるもの。

 Friscalettu
(フリスカレットゥ)

 イタリア南部の伝統的舞曲「tarantella」の演奏で使用される縦笛。
葦でできたリコーダーによく似た笛で、音色は柔らかく素朴な味わいがある。

 写真上は、日本で唯一のタランテッラバンド「オデリコ」の親方藤沢嬢が渡伊した際、お土産に買って来てくれたもの。
中、下の小型のものは、ホームセンターで売っていた中国産の竹を使って自作したもの。