
1 Tartaruga Island(Turtle Island)/藤沢祥衣 4’18”
(藤沢祥衣 accordion, 金子鉄心 whistle, 田島隆 tambourine)
海亀たちに守られる島、タータルーガアイランドは争いのない理想のサンクチュアリ。穏やかなビーチには椰子の実もどんぶらこと波際を行ったり来たり。マルシェには大地の恵みが並び、思わず立ち話に花咲かせ、、そして今宵も亀たちが踊る。
曇りがちな世の中なので、屈託のない妄想を曲にしてみました。
2 bóthar 〜道〜(Road)/藤沢祥衣 3’44”
(藤沢祥衣 accordion, 金子鉄心 whistle,uilleannpipes, さいとうともこ fiddle)
2024年、鞴座+さいとうともこ氏のアイルランド遠征にあたり書き下ろした曲。
道が続いていればどこへでも行ける。橋を渡れば知らない島へ。前にはこれからの道。後ろにはこれまでの道。ずっと繋がる道がある。そんな曲です。
農道で牛に囲まれながら、パブで呑んだくれながら、雨に濡れた街角で、石垣しかない小さな島で、何度も何度も演奏しました。
3 自転車漕いで(Pedal The Bicycle)/藤沢祥衣 2’39”
(藤沢祥衣 accordion, 金子鉄心 whistle, さいとうともこ fiddle)
bótharのサイドストーリー。
西の果ての島で、自転車にのってリズミカルにペダルを漕いでゆきますが、当たり屋のごとく飛び出してくる猫や、突然の雷雨や、おそろしい坂道に出くわします。登り切ったご褒美は絶景とおにぎり。しかし下り坂がさらにおそろしい。いばら道をどこまでも進む、人生になぞらえたワクワクサイクリングソング。
4 季節外れのホタル(An Out-Of-Season Firefly)/金子鉄心 4’54”
(藤沢祥衣 accordion, 金子鉄心 uilleannpipes, low whistle, 岡崎泰正 guitar, 田中良太 percussion)
天候不順のせいか、季節外れの蛍が一匹。ススキの穂が秋風にそよぐ夜の小径を淡い光を放ち力なく漂う。
いや、あれは蛍ではないのか。お盆に帰りそびれ、現世を彷徨う人魂なのか。
5 窓の向こうへ(Beyond The Window)/藤沢祥衣 5’15”
(藤沢祥衣 accordion, 金子鉄心 soprano sax, 岡崎泰正 guitar)
異国の地で運悪くタイフーンに遭遇しちゃった。部屋から一歩も出られない。行きたいところがいっぱいあったのにな。。そんな時は窓一枚向こうの世界が素敵に見えますね。憂いをプラスに変えようと、せめて一曲作りました。
6 たて笛吹きと仔山羊(The Whistle Player And Baby Goat)/金子鉄心 3’09”
(藤沢祥衣 accordion, 金子鉄心 whistle, さいとうともこ fiddle, 三原智行 trombone, 窪田弘悠 tuba)
牧童は肌身離さずたて笛を携えていた。仕事の合間を見つけては腰袋から笛を取り出し、ピロピロと練習に余念がない。すると、いつしか彼の周りには仔山羊たちが集まり、笛の音に合わせて踊り出す。
7 大丈夫!!(It’s okey ! !)/金子鉄心 3’19”
(藤沢祥衣 accordion, 金子鉄心 uilleannpipes. low whistle, さいとうともこ fiddle, 岡崎泰正 guitar)
「お箸大丈夫ですか?」コンビニで店員にそう聞かれ返答に窮する。
日々お箸に困るほど困窮しているようにみえたか。
まあえっか。なんかしらんけど、人生どうにかなる。
8 Beco das cores(色彩の路地 Alley Of Colors)/藤沢祥衣 5’03”
(藤沢祥衣 accordion, triangle, 金子鉄心 soprano sax, 田中良太 percussion)
かつてポルトガル領だったとある港町の風景。
灼熱の太陽のせいか人影はなし。路地には猫。ピンクやイエロー、グリーンに塗られた民家の壁の色だけが存在感を放ち、真っ白な教会も、全てが青すぎる空に映える。そんな色彩の美しさに心が躍った夏の思い出。
9 嘆く! ムスターファ(Laments!Mustafa)/窪田弘悠 1’47”
(窪田弘悠 tuba, 藤沢祥衣 accordion, 金子鉄心 soprano sax)
モスタル市場の人気者だったムスターファ。彼は自身の死期が近いことを悟っていた。まだまだやり遺したことはたくさんある。最後までもがき苦しむムスターファ。
だが運命は無情だった。
10 市場へ向かう葬列(Funeral Procession Heading To The Market)/金子鉄心 3’09”
(藤沢祥衣 accordion, 金子鉄心 soprano sax, さいとうともこ fiddle, 三原智行 trombone, 窪田弘悠 tuba, 田中良太 percussion)
市場へ向かう村の一本道を、賑々しく行進する人々。彼の死を悼む葬列のはずが、祭礼かと見まごうばかりに皆の表情は嬉々としていた。そう、彼はとても愛されていたのだ。せめて最期は思いっきり賑やかに送りだしてやろう。人々の同じ想いが路地に木霊した。
11 もどりみち(The Way Back)/金子鉄心 4’13”
(藤沢祥衣 accordion, 金子鉄心 uilleannpipes, low whistle, 岡崎泰正 guitar)
湖のほとりをとぼとぼと歩いて帰る。
夕陽に朱く染まった水面に、家路を急ぐ水鳥たちのシルエット。桟橋では昼寝から目覚めた老猫が、大きく伸びをする。また明日も穏やかな一日でありますように。
